サエラリクルート
日本で折りたたみ傘を日常的に使う人は20%ほどと極めて少ないんですね。なので、急な雨でコンビニに駆け込む人も多いのですが、その人たちが傘を選ぶ時間はたったの10秒。だから、瞬間的に選んでもらえるデザインと、使って愛着が持てる商品づくりを心がけています。
私がこだわっているのは、傘の先にあるモノに対する愛着心。両親がモノを大切にする暮らしを実践していたせいもあって、そんな暮らしが美しいと思いながら育ちました。
洋服や音楽、香水のように自分自身が昔から慣れ親しんだモノは、当時の記憶をまとっていますよね。
長く使っているモノは、そこに魅力があると思います。廃棄率が高い傘を入り口にモノを大切にする文化を、いまの日本で育てたいです。
そんな想いを込めたオールプラスチックビニール傘を世に送り出したのが2017年。まだまだ赤ちゃんのような商品なので、もっとたくさんの人に知ってもらえるように、僕らと一緒に、道をつくってくれる人を求めているところです。
一緒に働く人は、やはり環境に詳しい人ですか?とよく聞かれますが、そうでもありません。素直で真面目、モノが好きな人が、うちの会社には向いてると思います。
まずは、先輩と一緒にサエラのことを学んでもらって、ゆくゆくはお客様に信頼される人に育ってくれることを期待しています。
わたしは、大学の研究室を通じてサエラを知り、大学3年生のときからサエラの子供向け傘づくりワークショップを手伝いはじめました。その後、2019年に新卒でサエラに加わらせてもらっています。
入社して4年ほど経ちましたが、丁寧に教えてくれる先輩が多くて助かっています。少人数ということもありますが、本当に風通しがいい会社です。社長が社員の成長を一緒によろこんでくれる人で、いろいろと相談にのってくれるのもこの会社のいいところですね。
どんなタイプの営業か?というと、みずから新規開拓するというよりはサエラの商品を気に入ってくれた環境に関心のある大手企業からOEMの相談を受けることが多いですね。なので、商品を売るための営業というより、おなじベクトルに歩んでいける仲間を増やしているような感じです。ひとつひとつの出会いを大切に、点を面にしていければと日々精進しています。
意外かもしれませんが、一番やりがいがある仕事は、子供向け傘づくりワークショップ。子供たちに「大切に使います」「お気に入りの傘がつくれた」などと言われることがあり、未来をつくる子供たちにサエラの想いが伝わったなと、すごく達成感があります。
子供から大人まで幅広い人たちに傘について話しますし、人のことを好きになりやすい人がこの仕事に向いていると思
わたしは、前職では広告やカタログなどアパレルメーカーの販促に関わるグラフィックデザインを担当していました。商品企画・デザインの経験はなかったのですが、これまでの制作ソフトのスキルや商品に対する視点を生かせると思いサエラに入社しました。
東京事務所は8人。そのなかでデザイナーは1人です。大きい会社だと部署ごとに役割が明確に決まっていると思いますが、サエラでは個人の裁量も大きくやりがいを持って取り組めます。仕事で悩んだ時は、すぐに社内の人に相談できる環境です。職種の垣根を超えて意見交換することで、よりよい商品へとブラッシュアップできることはサエラの強みかもしれないですね。
メリハリのあるスケジュール・進行を心掛けているのでプライベートの予定も立てやすいのも魅力のひとつです。
仕事内容は、傘のデザインだけではなく、カタログやパッケージ・タグ、販促物やWEBバナーなど、どうやったらお客さんにとって使いやすく、愛着を持ってもらえる傘にできるか多岐にわたって考えています。商品はOEMと自社商品のどちらもデザインしていて、OEMの場合は依頼が入り、営業と相談しながらデザインしています。驚かれる人も多いんですが、傘は生産期間が長く梅雨をゴールに1年かけてつくっていていますね。根気強く、様々なことに挑戦してみたい人がすごく向いていると思います。
実は、サエラに勤めるようになって変わったことがあるんです。それは、外出するたびに傘が目に留まるようになったこと。とくに自分がデザインした傘を見つけたら嬉しい気持ちになりますね。